STORY

むすびナースが作る「良縁成就・むすび札」は、恋の成就の祈りが込められた女性のための活版名刺です。
活版印刷はひと文字づつ活字を拾い集め、糸で結んで組版を作ります。それは独特の二重結びで容易には解けません。
「あなたのお名前を結び、あなたのご縁を結ぶ」そのことから縁結びの名刺「むすび札」と名付けられました。あなただけのオリジナル「むすび札」を作ってみませんか?むすびナースがあなたのご縁をむすびます。

むすびナース

特技の活版印刷を使って、一人でも多くの女性に良縁がおとずれるようにお祈りしながら「むすび札」を作っています。名刺を手にした女性達が輝きを増すよう、常に美しい印刷を心がけています。

むすびうさぎの「いち」と「やく」

康熙字典の部首の最初は「一(いち)部」最後は「龠(やく)部」。むすびうさぎの「いち」(左)と「やく」(右)は、漢字のすべてを司っています。「いっちゃん」と「やっくん」と呼んで下さい。

活版印刷

グーテンベルグが発明し、日本では幕末に本木昌造が活字鋳造法に改良を加え、和文活版印刷の実用化に成功し、明治維新の風に乗って発展しました。しかし世界的に衰退が進み、まさに今消え行こうとしています。

金属活字

「むすび札」の印刷にはすべて金属活字を使用しています。そのため亜鉛凸版を使った凸版印刷とは比べられないほど美しい仕上がりになります。和文には現在では入手困難な「岩田明朝体」を使用しています。

鋳造(ちゅうぞう)

活字は印刷を繰り返し続けると摩耗して綺麗な印刷が出来なくなります。 そのため、今も母型から活字を鋳造しています。あなたのお名前を美しく魅せるために「むすび札」には欠かせない大切な準備です。

文選(ぶんせん)

膨大な数の漢字が収められている和文活字ケースの中から、あなたのお名前の文字を探し出し、文選箱と呼ばれる木製の箱に活字を拾い集めます。活字を素早く拾えるようになるまでにはかなりの修行が必要です。

植字(ちょくじ)

文選した活字をステッキと呼ばれる専門の道具に並べて組版を作ります。ここでは文字だけでなく、スペースや行間の調整を行ないます。印刷されない部分も含めて版を作ることは、活版印刷の大きな特徴です。

組版を結ぶ

出来上がった組版は崩れない様に糸で結んで、印刷するまで保管しておきます。「むすび札」では、ご注文それぞれの色に手染めした糸で、お一人お一人のこれからの良縁をお祈りしながら結んでいます。

インクの調肉

金属活字を使用した活版印刷は、金属特有の黒いくすみが印刷に移りやすく、薄い色は印刷が難しく注意が必要です。そのため「むすび札」で使用するインクはすべてオリジナルの調肉をほどこしています。

手動活版印刷機での印刷

耳付き手漉き和紙は機械刷りが出来ないため「むすび札」は、テキンと呼ばれる昔ながらの手動の活版印刷機で印刷しています。そのため微妙な印圧調整が可能で、より繊細な仕上がりになります。

活字を溶かす

「むすび札」では、一度印刷に使った組版は解版し、活字を熱して溶かします。活版印刷は使用活字を溶かし再鋳造するリサイクルシステムが確立しています。常に美しい印刷のために新陳代謝を繰り返しています。

越前手漉き耳付き和紙(布目)

布目模様を漉きこんである風合いのいい厚手の手漉き和紙です。定型の名刺サイズ(55×91mm) より小さいサイズ(40×75mm)なので、手のひらにすっぽり入り、なんとも愛らしく女性的な印象を与えます。

縁結び祈願特別包装

組版と同じ結び方の「むすび札」オリジナル包装です。組版の糸は結びは解かずに輪のままに外し、同じ組版を何度も留め直すことがあります。それに習い結びを解かずに開封すると幾重ものご縁に恵まれます。

恋の和歌お守り

日本では古来より恋する様々な想いを歌に詠んできました。時代は変わっても恋の悩みは変わりません。「むすび札」には毎月異なる恋の和歌お守りが一首付いてきます。どれが当たるかは届いてのお楽しみです。
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